「畑を借りるっていくらかかるの?」— 結論、農地の賃借料は驚くほど安いです。参入の壁はお金ではなく、情報と栽培の知識です。
賃借料の全国平均: 畑は年4,909円/10a
日本不動産研究所の調査(2023年3月末)によると、農地の賃借料の全国平均は田が年8,342円/10a、畑が年4,909円/10aです。10a(=1,000㎡、約300坪)を借りて年5,000円前後。家庭菜園の延長で数十㎡なら、実質的な負担はごくわずかです。
ただし地域差が大きい
都市近郊の畑は10aあたり年4万円を超える地域(例: 大分市平均46,400円)がある一方、中山間地では数千円、担い手不足の地域では実質無償のケースもあります。
各市町村の農業委員会が実勢の賃借料を公表しています(農地法52条)。「(市町村名) 農業委員会 賃借料」で検索すると地元の相場がわかります。
買うとしたら: 30年連続で下落中
全国農業会議所の調査(2024年)では、純農業地域の売買価格は中田104.4万円/10a・中畑77.1万円/10aで、30年連続の下落。ピークの1994年から約半値です。農地は値上がりを期待する資産ではないため、まずは借りる方が合理的な場合がほとんどです。
市民農園・貸し農園との比較
- シェア畑(サポート付き): 月6,600〜13,000円(3〜10㎡)= 手厚いが単価は最も高い
- 自治体の市民農園: 年数千円〜1万円台(10〜30㎡)
- 農地の賃借: 年数千円/10a(1,000㎡)= 広さあたりでは圧倒的に安いが、農具・水・ノウハウは自前