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果物の育て方一覧 / ブルーベリー

ブルーベリーの育て方

難易度: とても簡単 ・ 糖度 10〜16度(目安) ・ 初収穫まで2〜3年 鉢植え可受粉樹があると実つきが良い ・ 植えどき 3月・10月・11月・12月

ブルーベリー(ぶるーべりー)はベリーに分類される果物で、難易度は「とても簡単(初心者向き)」。鉢1つから始められ、2年目から毎年採れる家庭果樹の入門。酸性土とpH管理だけ守れば失敗しにくい。糖度の目安は10〜16度で、品種によって差があり、ティフブルー(ラビットアイ)なら12〜16度まで狙えます。中間地では3月・10月・11月・12月に植え付け、初収穫までの目安は2〜3年、収穫は6月・7月・8月です。受粉樹があると実つきが良いので、苗木を選ぶ前に本数を決めておきます。このページでは、品種の選び方から植え付け・水やり・肥料・剪定・受粉・病害虫・収穫までを、ブルーベリーに固有の数字と時期でまとめています。

ブルーベリーの栽培カレンダー

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
ブルーベリー

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

中間地(関東平野部)基準の目安。植え付け3月・10月・11月・12月、収穫6月・7月・8月。寒冷地は春の作業が遅く、暖地は早くなります。

ブルーベリーの品種と植え付け時期

同じブルーベリーでも、品種で糖度・収穫時期・耐寒性が変わり、植え付け適期もずれます。落葉期(休眠期)に植えるのが基本で、寒冷地は厳寒期を避けて春寄りにします。

品種糖度(目安)植え付け適期収穫時期特徴
サンシャインブルー(サザンハイブッシュ)12〜15度3月・10月・11月6月・7月樹高1.5m前後でベランダの鉢に収まる。自家結実性が比較的高く、暖地でも実がつく
デューク(ノーザンハイブッシュ)11〜14度3月・11月・12月6月早生で大粒。寒さに強く寒冷地向き。暑さにはやや弱い
ブルークロップ(ノーザンハイブッシュ)11〜14度3月・11月・12月6月・7月世界で最も広く栽培される定番。中間地・寒冷地で安定
ティフブルー(ラビットアイ)12〜16度3月・10月・11月7月・8月丈夫で樹勢が強く暖地向き。甘みが強い。ラビットアイ同士の受粉樹が必須
ブライトウェル(ラビットアイ)12〜16度3月・10月・11月7月・8月ティフブルーの受粉相手として定番。豊産で育てやすい

品種ごとの植え付け・収穫の時期

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
サンシャインブルー(サザンハイブッシュ)
デューク(ノーザンハイブッシュ)
ブルークロップ(ノーザンハイブッシュ)
ティフブルー(ラビットアイ)
ブライトウェル(ラビットアイ)

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

ブルーベリーの品種の選び方 糖度・受粉・地域で決める

まず系統を決めます。暖地から中間地ならラビットアイ(ティフブルー・ブライトウェル)かサザンハイブッシュ(サンシャインブルー)、寒冷地ならノーザンハイブッシュ(デューク・ブルークロップ)です。ラビットアイは自家不和合性が強いので同系統の別品種を必ず2本、ハイブッシュも2品種あると粒が大きくなります。糖度で選ぶならラビットアイの完熟果が最も甘くなります。

ブルーベリーが露地で無理なく育つのは寒冷地・中間地・暖地です。1日6時間以上の直射日光が必要で、鉢植えでも実がなります。

ブルーベリーの植え付け時期と植え方

落葉期の10〜12月か3月に植えます。厳寒期は根が傷むので避けます。ブルーベリーは強い酸性土(pH4.5〜5.5)を好むため、普通の培養土では葉が黄色くなって育ちません。ピートモスを半分以上混ぜた専用土を使い、地植えでも植え穴にピートモスを袋ごと入れる感覚で用土を入れ替えます。根が浅く細いので深植えにせず、根鉢を軽くほぐして広げます。

ブルーベリーの水やり 活着まで・夏・休眠期

根が浅く乾燥に極端に弱いので、夏は毎朝、鉢なら朝夕2回が目安です。一度カラカラにすると細根が枯れて秋まで回復しません。ピートモスは乾くと水をはじくので、鉢は腰水で底から吸わせるとよく染みます。冬の休眠期は表土が乾いてから与える程度で十分です。

ブルーベリーの肥料 元肥・追肥・お礼肥の時期

3月に元肥、5月と収穫後の8月に追肥を、ブルーベリー用か硫安系の肥料で与えます。石灰や苦土石灰は土をアルカリに寄せるので厳禁です。鶏ふん・牛ふんもpHを上げるので使いません。葉の黄化(クロロシス)が出たら肥料不足ではなくpHが上がっているサインなので、ピートモスを足すか硫黄粉で下げます。

ブルーベリーの剪定 時期と残す枝

1〜2月の落葉期に行います。植え付けから2年間は花芽を落として枝を育て、3年目から収穫します。古くて細い枝と内向きの枝を根元から切り、太くて若い主軸枝を5〜8本残します。花芽は枝先に丸く膨らんだ芽で、1枝に5〜6個残すと粒が大きくなります。放任すると小粒が鈴なりになり翌年の枝が育ちません。

ブルーベリーの受粉と実つき 受粉樹があると実つきが良い

ラビットアイは同系統の別品種が近くに無いとほとんど実がつきません。ハイブッシュは1本でも実がつきますが、2品種あると結実率が上がり粒も大きくなります。系統をまたいだ受粉(ラビットアイ×ハイブッシュ)は開花期がずれるため効きません。訪花はマルハナバチが担うので、ベランダで虫が来ないなら筆で花をなでて人工授粉します。

ブルーベリーの病害虫 必ず出るものと対策

コガネムシの幼虫が最大の敵で、鉢の中で根を食べ尽くし、ある日突然株が傾いて枯れます。夏に成虫が土に潜るのを防ぐため、株元をマルチや不織布で覆います。ほかにイラガ(触ると激痛)、6〜7月に実を食べる鳥、幹に穴を開けるカミキリムシ。病気は少なく、酸性土さえ守れば農薬なしで育てられます。

ブルーベリーの収穫時期と糖度を上げるコツ

実が青くなってから4〜7日待つのが甘さの秘訣です。色づいた直後は酸っぱく、全体が濃い青紫になり果柄の付け根まで色が回ってから、軽く触れてポロッと外れるものだけを採ります。ラビットアイは色づいてから1週間置くと糖度が2〜3度上がります。朝の涼しいうちに、ざるに重ねすぎないように収穫します。

ブルーベリーの育て方 鉢植え・プランターのサイズと植え替え

苗木は6〜7号鉢から始め、1〜2年ごとに一回り大きな鉢へ植え替え、最終的に10〜12号(30〜36cm)で落ち着かせます。用土は毎回ピートモス主体の専用土。鉢は黒より白や素焼きが夏の根の温度を上げにくく、鉢の下にすのこを敷いてコンクリートの熱を避けます。2本並べて置けるスペースがあれば十分です。

ブルーベリーが実がならない・よくある失敗

最も多い失敗は「普通の培養土に植えて葉が黄色くなる」と「夏に1回水を切らして枯らす」の2つです。もう1つは1本だけ植えて実がつかないこと。ラビットアイの1本植えは結実しません。また若い株に実をつけさせすぎると翌年以降まったく育たないので、2年目までは心を鬼にして花を落とします。

ブルーベリーの保存と食べ方

収穫したその日に食べるか、洗わずにそのまま冷凍します。冷凍ブルーベリーは半解凍でシャーベット状になり、ヨーグルトやスムージーに1年使えます。ジャムは実の量の3〜4割の砂糖とレモン汁で10分煮るだけ。品種を混ぜて収穫すると酸味と甘みが重なって市販品より味に奥行きが出ます。

ブルーベリーを育てはじめたら、記録を残しませんか

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糖度(Brix)は品種解説・産地情報を一般化した目安で、当サイトの測定値ではありません。時期は中間地基準です。品種・樹齢・その年の天候で前後します。

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