果物の育て方一覧 / メロン
メロンの育て方
難易度: やや難しい ・ 糖度 12〜18度(目安) ・ 初収穫まで80〜110日 ・ 鉢植え可 ・ 1本で実がなる ・ 植えどき 4月・5月
メロン(めろん)は果実的野菜に分類される果物で、難易度は「少し手がかかる」。放任栽培向きの品種を選べば家庭でも糖度15度超。収穫後の追熟で食べごろが決まる。糖度の目安は12〜18度で、品種によって差があり、ムーンライトなら14〜18度まで狙えます。中間地では4月・5月に植え付け、初収穫までの目安は80〜110日、収穫は7月・8月です。1本で実がなるので、苗木を選ぶ前に本数を決めておきます。このページでは、品種の選び方から植え付け・水やり・肥料・剪定・受粉・病害虫・収穫までを、メロンに固有の数字と時期でまとめています。
メロンの栽培カレンダー
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9(今月) | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メロン | ◯ | ◯ | ● | ● |
◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月
中間地(関東平野部)基準の目安。植え付け4月・5月、収穫7月・8月。寒冷地は春の作業が遅く、暖地は早くなります。
メロンの品種と植え付け時期
同じメロンでも、品種で糖度・収穫時期・耐寒性が変わり、植え付け適期もずれます。一年草なので遅霜が終わって地温が上がってから植えます。
| 品種 | 糖度(目安) | 植え付け適期 | 収穫時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ムーンライト | 14〜18度 | 4月・5月 | 7月・8月 | 放任栽培でも高糖度になりやすい家庭向き品種。うどんこ病に強い |
| ころたん | 14〜16度 | 4月・5月 | 7月・8月 | ミニネットメロン。プランター・行灯仕立てで1株3〜4果 |
| プリンスメロン | 12〜15度 | 4月・5月 | 7月 | ノーネットで昔ながらの品種。丈夫で作りやすい。早生 |
| かわい〜ナ | 13〜16度 | 4月・5月 | 7月・8月 | 手のひらサイズのミニメロン。着果が良く初心者向き |
品種ごとの植え付け・収穫の時期
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9(今月) | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ムーンライト | ◯ | ◯ | ● | ● | ||||||||
| ころたん | ◯ | ◯ | ● | ● | ||||||||
| プリンスメロン | ◯ | ◯ | ● | |||||||||
| かわい〜ナ | ◯ | ◯ | ● | ● |
◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月
メロンの品種の選び方 糖度・受粉・地域で決める
家庭では放任栽培に向く品種を選ぶのが成功の近道です。ムーンライトは整枝を省いても糖度が上がり、うどんこ病にも強い定番。プランターで育てるならミニネットのころたんやかわい〜ナ。昔ながらのプリンスメロンはノーネットで丈夫、早生で作りやすい。温室メロンのようなアールス系は家庭では難しいので避けます。
メロンが露地で無理なく育つのは寒冷地・中間地・暖地です。1日6時間以上の直射日光が必要で、鉢植えでも実がなります。
メロンの植え付け時期と植え方
4月下旬〜5月、地温が上がってから植えます。日当たり最優先で、水はけの良い高畝に黒マルチを敷き、株間80cm〜1m。プランターは30L以上の深型に1株、支柱とネットで空中栽培にします。植え付け後は行灯で風よけをし、気温が安定するまで守ります。根が浅く過湿に弱いので、雨よけがあると病気が激減します。
メロンの水やり 活着まで・夏・休眠期
植え付け後1週間は毎日、活着後はやや控えめに根を張らせます。実が膨らむ時期(受粉後2〜3週間)は水を多めに。収穫前の1週間は水を極力控えると糖度が上がり、逆に水が多いと実が割れて味が薄まります。葉に水をかけると病気が出るので、株元に与えます。
メロンの肥料 元肥・追肥・お礼肥の時期
植え付け前に元肥、実がこぶし大になったころに追肥1回。肥料が多いと「つるぼけ」で葉ばかり茂り実がつかず、糖度も上がりません。追肥はつるの先端付近に。プランターは開花後から2週間に1回、薄い液肥で足ります。
メロンの剪定 時期と残す枝
親づるを本葉5枚で摘心し、子づるを2〜3本伸ばします。子づるの10〜15節目に咲く雌花を使い、それより下の孫づるはかき取ります。実をつけた孫づるは葉2枚を残して摘心し、子づるは20〜25節で摘心。放任栽培向きの品種(ムーンライト)でも、株元の孫づるをかき取るだけで病気が減ります。
メロンの受粉と実つき 1本で実がなる
朝9時までに雄花を摘んで雌花(付け根に小さな実)にこすりつける人工授粉をし、日付をラベルに書きます。1株に2〜4個(ミニなら4〜6個)を残して摘果し、残す実は形の良いものを選びます。実が大きくなったらネットや吊り紐で支え、地面に置く場合は下に敷物を。受粉日から収穫日を数えます。
メロンの病害虫 必ず出るものと対策
うどんこ病(葉が白くなる)とつる枯れ病、べと病が三大病気で、雨よけと風通し、株元の孫づる除去で防ぎます。虫はウリハムシ・アブラムシ・ハダニ・アザミウマ。実が熟すとカラスとハクビシンが来るので、ネットを。連作するとつる割れ病が出るので、同じ場所は3〜4年空けます。
メロンの収穫時期と糖度を上げるコツ
人工授粉から品種ごとの日数(ムーンライトで45〜50日、ミニメロンで35〜40日)が第一の目安です。実の近くの葉が枯れ始め、実のお尻に弾力が出て、品種によっては香りが立ち、ネット系はネットが盛り上がったころに収穫します。収穫後、常温で3〜5日追熟させると糖度が上がり、お尻が柔らかくなったら食べごろです。
メロンの育て方 鉢植え・プランターのサイズと植え替え
30L以上の深型プランターに1株、支柱とネットで空中栽培。用土は野菜用培養土。実は1株2〜3個に絞り、ネットで吊ります。プランターは乾きやすいので夏は朝夕の水やりを。ミニメロン(ころたん・かわい〜ナ)なら失敗が少なく、ベランダでも収穫できます。
メロンが実がならない・よくある失敗
水のやりすぎで実が割れる・甘くない、肥料が多くてつるぼけ、人工授粉をせず実がつかない、収穫後に追熟せず硬いまま食べる、の4つが定番です。病気が出やすいので、雨よけがないと梅雨で株が傷むことも多く、家庭ではミニ品種と空中栽培が成功率を上げます。
メロンの保存と食べ方
追熟後は冷蔵で2〜3日。切る前に2〜3時間冷やすと最もおいしくなります。追熟の見極めは、お尻を軽く押して弾力があるかどうか。甘みが足りない実は生ハムと合わせたり、シャーベットやスムージーに。皮に近い部分は浅漬けにできます。
メロンを育てはじめたら、記録を残しませんか
マイ菜園に登録すると、植え付けからの経過と初収穫までの目安(80〜110日)が一目で分かります。すでに育てている株も、植えた日から登録できます。
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果物の一覧へ →糖度(Brix)は品種解説・産地情報を一般化した目安で、当サイトの測定値ではありません。時期は中間地基準です。品種・樹齢・その年の天候で前後します。