果物の育て方一覧 / ジューンベリー
ジューンベリーの育て方
難易度: とても簡単 ・ 糖度 10〜14度(目安) ・ 初収穫まで2〜3年 ・ 鉢植え可 ・ 1本で実がなる ・ 植えどき 2月・3月・11月・12月
ジューンベリー(じゅーんべりー)は落葉果樹に分類される果物で、難易度は「とても簡単(初心者向き)」。白い花・6月の赤い実・秋の紅葉と一年中楽しめるシンボルツリー。1本で実がなり病害虫が少ない。糖度の目安は10〜14度で、品種によって差があり、バレリーナなら11〜14度まで狙えます。中間地では2月・3月・11月・12月に植え付け、初収穫までの目安は2〜3年、収穫は6月です。1本で実がなるので、苗木を選ぶ前に本数を決めておきます。このページでは、品種の選び方から植え付け・水やり・肥料・剪定・受粉・病害虫・収穫までを、ジューンベリーに固有の数字と時期でまとめています。
ジューンベリーの栽培カレンダー
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9(今月) | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジューンベリー | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ |
◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月
中間地(関東平野部)基準の目安。植え付け2月・3月・11月・12月、収穫6月。寒冷地は春の作業が遅く、暖地は早くなります。
ジューンベリーの品種と植え付け時期
同じジューンベリーでも、品種で糖度・収穫時期・耐寒性が変わり、植え付け適期もずれます。落葉期(休眠期)に植えるのが基本で、寒冷地は厳寒期を避けて春寄りにします。
| 品種 | 糖度(目安) | 植え付け適期 | 収穫時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| バレリーナ | 11〜14度 | 2月・3月・11月・12月 | 6月 | 実が大きく甘い定番。樹形が整いシンボルツリー向き |
| ロビンヒル | 10〜13度 | 2月・3月・11月・12月 | 6月 | 花が淡いピンク。樹高が抑えめで庭向き |
| ネルソン | 11〜14度 | 2月・3月・11月・12月 | 6月 | 大実で果実生産向きの品種。豊産 |
| ラマルキー(原種系) | 10〜13度 | 2月・3月・11月・12月 | 6月 | 最も流通する原種系。丈夫で寒さに強い。株立ちになりやすい |
品種ごとの植え付け・収穫の時期
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9(今月) | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| バレリーナ | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ | |||||||
| ロビンヒル | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ | |||||||
| ネルソン | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ | |||||||
| ラマルキー(原種系) | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ |
◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月
ジューンベリーの品種の選び方 糖度・受粉・地域で決める
流通の大半は原種系(ラマルキー)で、丈夫で寒さに強く株立ちになります。実の大きさと甘さを重視するなら、バレリーナやネルソン。樹高を抑えたいなら低めに育つロビンヒル。どれも1本で実がなり、受粉樹は要りません。シンボルツリーとして植えて、副産物として実を採る、という位置づけが最も満足度が高い果樹です。
ジューンベリーが露地で無理なく育つのは寒冷地・中間地・暖地です。1日3〜6時間の日当たりが必要で、鉢植えでも実がなります。
ジューンベリーの植え付け時期と植え方
落葉期の11〜12月か2〜3月に植えます。半日陰でも育ち、土質を選びません。過湿だけは避けて水はけを確保します。株立ちにするか1本立ちにするかを植え付け時に決め、1本立ちなら根元の枝を整理します。地植えは2〜3m四方、鉢植えは10号以上。玄関脇や窓際に植えると花・実・紅葉を毎日見られます。
ジューンベリーの水やり 活着まで・夏・休眠期
地植えは根づいた後はほぼ雨で足ります。夏の日照りが2週間続くときだけ週1回。鉢植えは春から夏は毎朝、冬は乾いたら。実が膨らむ5月に乾燥すると小さいまま落ちるので、その時期だけ気をつけます。株立ちの株は幹が多い分だけ水を使うので、鉢植えなら一回り大きい鉢にして乾きを遅らせます。
ジューンベリーの肥料 元肥・追肥・お礼肥の時期
2月に緩効性肥料を元肥として与える程度で十分です。肥料が多いと枝が暴れ、樹形が乱れます。実を多く採りたいなら収穫後の7月にお礼肥を少量。鉢植えは3月の置き肥だけで足ります。紅葉を楽しみたいなら秋の肥料は入れず、葉が自然に色づくのを待ちます。
ジューンベリーの剪定 時期と残す枝
12〜2月に行います。ジューンベリーは自然に樹形が整うので、混み合った枝・内向きの枝・枯れ枝を根元から切る程度で構いません。株立ちの場合は古い幹を数年ごとに1本ずつ更新すると若さを保てます。切り詰めると花芽(枝先につく)を落とすので、枝先は切りません。
ジューンベリーの受粉と実つき 1本で実がなる
自家結実性で1本で実がつきます。4月に白い花が枝いっぱいに咲き、虫がよく来るので人工授粉は不要です。実は小さく多数つくので摘果も要りません。花が終わって1〜2か月で赤から濃い紫に熟します。
ジューンベリーの病害虫 必ず出るものと対策
病害虫はほとんど出ません。まれにアブラムシ、カイガラムシ。最大の敵は鳥で、実が赤くなり始めると数日で食べ尽くされます。防鳥ネットをかけるか、赤いうちに収穫して追熟させます。うどんこ病がまれに出るので風通しを保ちます。
ジューンベリーの収穫時期と糖度を上げるコツ
6月、実が赤から濃い赤紫〜黒紫になり、指で軽く引くと取れる状態が完熟です。一斉には熟さないので、数日おきに熟した実だけを採ります。完熟すると糖度が上がり、ブルーベリーより濃い甘みになります。日持ちは1〜2日で、鳥との競争になるので毎朝収穫します。
ジューンベリーの育て方 鉢植え・プランターのサイズと植え替え
10〜12号鉢に1本。用土は果樹用培養土。3年に1回、冬に根を整理して植え替え。鉢植えでも3年目から実がつき、樹高1.5〜2mで管理できます。ベランダでは鳥に見つかりにくく、地植えより実が残りやすいという利点があります。
ジューンベリーが実がならない・よくある失敗
実がつかない原因はほぼ日照不足か若木(植えて2年目まで)です。それ以外の失敗は「鳥に全部食べられる」の一点で、ネットをかけない年は収穫ゼロもあります。株立ちが広がりすぎて通路をふさぐ、というのも植え場所の失敗としてよくあります。
ジューンベリーの保存と食べ方
生食では種が少し気になりますが、ジャムにするとアーモンドのような香りが出て人気です。冷凍すれば半年持ち、マフィンやパンケーキに凍ったまま入れられます。少量なら蜂蜜漬けやヨーグルトのトッピングに。
ジューンベリーを育てはじめたら、記録を残しませんか
マイ菜園に登録すると、植え付けからの経過と初収穫までの目安(2〜3年)が一目で分かります。すでに育てている株も、植えた日から登録できます。
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