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果物の育て方一覧 / スモモ

スモモの育て方

難易度: ふつう ・ 糖度 9〜16度(目安) ・ 初収穫まで3〜4年 鉢植え可受粉樹が必要 ・ 植えどき 2月・3月・11月・12月

スモモ(すもも)は落葉果樹に分類される果物で、難易度は「簡単〜ふつう」。モモより丈夫で病気が少なく、完熟させると糖度が一気に上がる。受粉樹の組み合わせが要。糖度の目安は9〜16度で、品種によって差があり、貴陽(きよう)なら13〜16度まで狙えます。中間地では2月・3月・11月・12月に植え付け、初収穫までの目安は3〜4年、収穫は6月・7月・8月です。受粉樹が必要ので、苗木を選ぶ前に本数を決めておきます。このページでは、品種の選び方から植え付け・水やり・肥料・剪定・受粉・病害虫・収穫までを、スモモに固有の数字と時期でまとめています。

スモモの栽培カレンダー

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
スモモ

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

中間地(関東平野部)基準の目安。植え付け2月・3月・11月・12月、収穫6月・7月・8月。寒冷地は春の作業が遅く、暖地は早くなります。

スモモの品種と植え付け時期

同じスモモでも、品種で糖度・収穫時期・耐寒性が変わり、植え付け適期もずれます。落葉期(休眠期)に植えるのが基本で、寒冷地は厳寒期を避けて春寄りにします。

品種糖度(目安)植え付け適期収穫時期特徴
大石早生10〜12度2月・3月・11月・12月6月・7月早生の代表。酸味と甘みのバランス。自家不結実で受粉樹(サンタローザ等)が必要
サンタローザ11〜13度2月・3月・11月・12月7月自家結実性があり1本でも実がつく。他品種の受粉樹としても定番
ソルダム12〜14度2月・3月・11月・12月7月・8月果肉が赤く濃厚。完熟で甘みが強い。受粉樹が必要
貴陽(きよう)13〜16度2月・3月・11月・12月7月・8月200g級の極大果で糖度が高い。受粉樹(ハリウッド等)が必須で結実しにくい
太陽12〜14度2月・3月・11月・12月8月晩生の大玉。日持ちが良い。受粉樹が必要

品種ごとの植え付け・収穫の時期

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
大石早生
サンタローザ
ソルダム
貴陽(きよう)
太陽

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

スモモの品種の選び方 糖度・受粉・地域で決める

スモモの大半は自家不結実で、受粉の組み合わせが収穫を決めます。1本で実をならせたいならサンタローザ(自家結実性あり)。定番の大石早生やソルダム、極大果の貴陽を植えるなら、受粉樹にサンタローザかハリウッド(花粉が多い)を添えます。糖度を追うなら貴陽とソルダムの完熟果。モモより病気が少なく寒さにも強いので、寒冷地でも育ちます。

スモモが露地で無理なく育つのは寒冷地・中間地・暖地です。1日6時間以上の直射日光が必要で、鉢植えでも実がなります。

スモモの植え付け時期と植え方

落葉期の11〜12月か2〜3月に植えます。日当たりと水はけの良い場所で、モモほど過湿を嫌いませんが、排水は確保します。樹勢が強く放任すると4m以上になるので、植え付け時に主幹を50〜60cmで切り戻して開心自然形にします。受粉樹は3〜5m以内に。鉢植えなら10号以上に2品種を並べます。

スモモの水やり 活着まで・夏・休眠期

地植えは根づけばほぼ雨で足り、実の肥大期(5〜6月)に乾燥が続くときだけ週1回。鉢植えは春から夏は毎朝。収穫直前に大雨が降ると実割れするので、鉢なら軒下へ。冬は乾いたら与える程度です。真夏に葉が萎れて見えても夕方に戻るなら正常で、朝も戻らないときだけたっぷり与えます。

スモモの肥料 元肥・追肥・お礼肥の時期

11〜12月に元肥、収穫後の8月にお礼肥。スモモは樹勢が強いので、肥料が多いと徒長して花芽がつきません。窒素は控えめに、リン酸・カリ多めの果樹用肥料を。若木のうちは元肥だけで十分なことも多いです。

スモモの剪定 時期と残す枝

12〜2月に行います。スモモは短果枝と中くらいの枝に花芽をつけ、徒長枝には実がつきません。まっすぐ上に伸びる徒長枝を根元から切り、短い枝を残します。夏(6〜7月)に徒長枝を切るか水平に誘引すると、冬の剪定が楽になり花芽が増えます。切り口には癒合剤を。

スモモの受粉と実つき 受粉樹が必要

開花は3月下旬〜4月で、まだ虫が少ない時期です。受粉樹を植えても、人工授粉(受粉樹の花を摘んで花粉をつける)をすると結実が確実になります。実がついたら5月に葉10枚に実1個、1枝に3〜4個まで摘果します。摘果しないと小玉になり、翌年花が咲かない隔年結果になります。

スモモの病害虫 必ず出るものと対策

アブラムシ(新芽が縮れる)、シンクイムシ(実に入る)、コスカシバ(幹に入る)、カイガラムシ。病気ではふくろみ病(実が袋状に膨れて落ちる)と黒斑病。芽吹き前の3月に石灰硫黄合剤を散布し、摘果後に袋かけをすると大半を防げます。熟すと鳥が来るのでネットを。

スモモの収穫時期と糖度を上げるコツ

品種ごとの色(大石早生は赤、ソルダムは緑から赤紫、貴陽は赤紫)に全体が染まり、触るとわずかに弾力が出たころが完熟です。木で完熟させると糖度が3〜4度上がり、店の実とはまったく違う甘さになります。ただし完熟果は日持ちしないので、少し硬めに採って常温で2〜3日追熟させる方法も使えます。

スモモの育て方 鉢植え・プランターのサイズと植え替え

10〜12号鉢に1本、受粉のため2品種を隣に。用土は赤玉土7:腐葉土3。2〜3年ごとに冬に根を整理して植え替え。鉢植えでも3〜4年目から数個〜十数個採れます。収穫前に雨を避けられるのが鉢の利点です。

スモモが実がならない・よくある失敗

1本だけ植えて花は咲くのに実がつかない(受粉樹が無い)、が最大のつまずきです。次に、徒長枝を切らずに樹が巨大化して実がつかない、摘果せずに小玉、青いうちに採って酸っぱい、があります。植え付けから3年間は実を数個に留めて樹を作ると、4年目以降が安定します。

スモモの保存と食べ方

完熟果は冷蔵で3〜4日。皮ごと食べられ、皮の酸味と果肉の甘さのバランスが自家栽培の醍醐味です。硬めに採ったものは常温で追熟。まとめて採れたらジャム・コンポート・果実酒に。ソルダムのジャムは鮮やかな赤紫色になります。

スモモを育てはじめたら、記録を残しませんか

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糖度(Brix)は品種解説・産地情報を一般化した目安で、当サイトの測定値ではありません。時期は中間地基準です。品種・樹齢・その年の天候で前後します。

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