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果物の育て方一覧 / フェイジョア

フェイジョアの育て方

難易度: とても簡単 ・ 糖度 12〜19度(目安) ・ 初収穫まで3〜5年 鉢植え可受粉樹があると実つきが良い ・ 植えどき 3月・4月・5月

フェイジョア(ふぇいじょあ)は常緑果樹に分類される果物で、難易度は「とても簡単(初心者向き)」。病害虫がほとんど無く、銀葉と赤い花で生け垣にもなる。パイナップルのような香りの実。糖度の目安は12〜19度で、品種によって差があり、ジェミニなら14〜19度まで狙えます。中間地では3月・4月・5月に植え付け、初収穫までの目安は3〜5年、収穫は10月・11月です。受粉樹があると実つきが良いので、苗木を選ぶ前に本数を決めておきます。このページでは、品種の選び方から植え付け・水やり・肥料・剪定・受粉・病害虫・収穫までを、フェイジョアに固有の数字と時期でまとめています。

フェイジョアの栽培カレンダー

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
フェイジョア

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

中間地(関東平野部)基準の目安。植え付け3月・4月・5月、収穫10月・11月。寒冷地は春の作業が遅く、暖地は早くなります。

フェイジョアの品種と植え付け時期

同じフェイジョアでも、品種で糖度・収穫時期・耐寒性が変わり、植え付け適期もずれます。常緑なので寒さがゆるんで新芽が動く前に植えます。

品種糖度(目安)植え付け適期収穫時期特徴
アポロ13〜17度3月・4月・5月10月・11月自家結実性があり1本でも実がつく。大果で香りが良い定番
クーリッジ12〜16度3月・4月・5月10月・11月自家結実性あり。小〜中果で丈夫。受粉樹としても使える
マンモス13〜17度3月・4月・5月10月・11月最大級の大果。自家不結実で受粉樹が必要
トライアンフ13〜17度3月・4月・5月10月・11月中果で果肉が緻密。自家不結実で受粉樹が必要。マンモスと相性が良い
ジェミニ14〜19度3月・4月・5月10月・11月自家結実性があり糖度が高い。小ぶりで早生

品種ごとの植え付け・収穫の時期

月ごとの植え付け時期と収穫時期(中間地の目安)
123456789(今月)101112
アポロ
クーリッジ
マンモス
トライアンフ
ジェミニ

◯ 植え付け● 収穫◎ 両方枠線=今月

フェイジョアの品種の選び方 糖度・受粉・地域で決める

自家結実性の有無で選びます。1本で実をならせたいなら、アポロ・クーリッジ・ジェミニなど自家結実性のある品種。大果のマンモスやトライアンフは自家不結実なので、受粉樹に開花期の合う別品種を添えます。自家結実性のある品種でも2品種植えると実の数が倍増します。糖度を追うならジェミニとアポロ。生け垣を兼ねるなら樹形の締まるクーリッジ。

フェイジョアが露地で無理なく育つのは中間地・暖地です。1日6時間以上の直射日光が必要で、鉢植えでも実がなります。

フェイジョアの植え付け時期と植え方

常緑樹なので3〜5月に植えます。−10℃まで耐えるので中間地では地植えでき、暖地なら放任でも育ちます。日当たりと水はけの良い場所に浅めに植え、2品種は3m以内に。樹高3mになるので、生け垣にするなら1.5m間隔で列植します。鉢植えは10号以上。植え付け時に主幹を60cmで切り戻します。

フェイジョアの水やり 活着まで・夏・休眠期

乾燥に強く、地植えは根づけばほぼ放任で構いません。実が肥大する8〜9月に乾燥が続くときだけ週1回。鉢植えは夏に毎朝、春秋は乾いたら。冬は乾かし気味にすると耐寒性が上がります。開花期の6〜7月に乾燥させると花が落ちて実がつかないので、この時期だけは鉢の乾きを毎日見ます。

フェイジョアの肥料 元肥・追肥・お礼肥の時期

3月に元肥、6月に追肥、収穫後の11月にお礼肥。肥料は控えめでよく、多いと枝ばかり茂って実が減ります。果樹用肥料を野菜の半分程度に。鉢植えは3月と6月の置き肥で足ります。銀色の葉が黄ばんできたら肥料不足より根詰まりを疑い、植え替えを先にします。

フェイジョアの剪定 時期と残す枝

収穫後の11〜12月か3月に行います。フェイジョアは前年枝の基部近くに花をつけるので、枝先を軽く切る程度なら実に影響しません。混み合った枝と内向きの枝を間引き、樹高を2.5m以内に抑えます。生け垣仕立てなら花後の6月に刈り込んでも翌年の花はつきます。

フェイジョアの受粉と実つき 受粉樹があると実つきが良い

6〜7月に咲く花は花弁が肉厚で甘く、花弁自体を食べられます。虫や鳥が受粉を担いますが、家庭では筆で別品種の花粉を雌しべにつける人工授粉をすると結実が確実になります。実は10〜11月に熟して自然に落ちます。摘果は要りません。

フェイジョアの病害虫 必ず出るものと対策

病害虫はほとんど出ません。まれにカイガラムシ、アブラムシ、実に入るミバエ。実が落ちる時期に鳥やハクビシンが拾いに来る程度で、農薬なしで育てられる数少ない果樹です。

フェイジョアの収穫時期と糖度を上げるコツ

10〜11月、熟した実は自然に落ちるので、落ちた実を毎日拾います。木についている実を採ると未熟なことが多く、香りが出ません。拾った実は室温で3〜7日追熟させ、実が少し柔らかくなり、香りが強くなったら食べごろです。落果を拾いやすいよう、株元にネットやシートを敷いておきます。

フェイジョアの育て方 鉢植え・プランターのサイズと植え替え

10〜12号鉢に1本、受粉のため2品種を並べると実が増えます。用土は果樹用培養土。2〜3年ごとに3月に植え替え。鉢植えでも樹高1.5mで実がつき、ベランダで育てられます。冬は−10℃を下回る地域だけ軒下へ。

フェイジョアが実がならない・よくある失敗

実がつかない原因の大半は「1本しか植えていない(自家不結実品種)」か「人工授粉していない」です。植えて3〜5年は実がつかないのも正常。次に、木についている硬い実を採って香りがしない、落果を拾い忘れて傷む、があります。

フェイジョアの保存と食べ方

追熟した実を横半分に切り、スプーンですくって食べます。パイナップルとバナナとイチゴを混ぜたような香りです。冷蔵で1週間。ジャム・コンポート・スムージーに向き、皮ごと薄切りにして砂糖漬けにもできます。花弁はサラダに散らせます。

フェイジョアを育てはじめたら、記録を残しませんか

マイ菜園に登録すると、植え付けからの経過と初収穫までの目安(3〜5年)が一目で分かります。すでに育てている株も、植えた日から登録できます。

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糖度(Brix)は品種解説・産地情報を一般化した目安で、当サイトの測定値ではありません。時期は中間地基準です。品種・樹齢・その年の天候で前後します。

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