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畑を貸す前に知っておくこと: 農地法の許可・契約・料金・トラブルの注意点

使っていない畑の貸し出しには、貸し方に応じて農地法の許可や特定農地貸付けの承認が要ります。畑を貸す前に確かめる法律・契約・料金の目安・税金・トラブル対策を、条文と公的統計をもとに整理しました。

最終更新:

「親から引き継いだ畑を、自分では耕せない」「使い切れない区画があるので、家庭菜園をしたい人に貸したい」。畑を貸すことを考え始めたとき、最初にぶつかるのは、思っていたより手続きが要るという事実です。畑が農地法上の農地なら、たとえ数十㎡を近所の人に貸すだけでも、原則として農業委員会の許可か承認が関わります。

この記事では、畑を貸す前に確かめておきたいことを、法律の手続き、契約書に書くこと、料金の目安、税金と保険、トラブルの防ぎ方、借り手の見つけ方の順に整理します。条文は国の法令検索(e-Gov)で本文を確認し、数値は農林水産省の統計と、Minologが整理した全国2,566農園のデータから基準日つきで引いています。

先に断っておくと、この記事は法律相談ではありません。貸し方を決める前には、所在地の農業委員会に一度は相談し、税金は税理士に確かめてください。ここに書くのは「何を聞けばいいか」が分かる状態まで持っていくための地図です。

畑を貸す前に決める3つのこと

手続きの話に入る前に、決めておくと後が楽になることが3つあります。誰に貸すのか、何のために貸すのか、いくらで貸すのか、です。この3つが、使える法律の枠と、契約書に書く中身をほぼ決めてしまいます。

誰に貸すのかは、「営利目的で農業をする人」か「趣味・レクリエーションで野菜を作る人」かで分かれます。前者なら農地法3条の許可を伴う賃貸借か、都道府県ごとに置かれた農地中間管理機構(農地バンク)が入口になります。後者、つまり家庭菜園向けなら、特定農地貸付けや農園利用方式という、市民農園のための枠組みが使えます。この記事が主に扱うのは後者です。

何のために貸すのかも大事です。荒らさないための維持が目的なのか、多少の収入を得たいのか、地域に開かれた場所にしたいのか。維持が目的なら、料金は低く、利用者に草刈りや片づけをきちんと求める契約にするほうが実態に合います。収入が目的なら、料金の相場と、設備にかける手間を先に見積もる必要があります。

  • 誰に: 家庭菜園をしたい人(非営利)か、農業として耕す人(営利)か
  • 何のために: 荒らさないため / 収入のため / 地域に開くため
  • いくらで: 無料に近い維持型か、設備込みの月額制か
  • どのくらいの期間: 1年更新か、数年まとめてか
  • どこまで自分がやるか: 水場・道具・指導を用意するか、土地だけを貸すか

農地法の壁: 農地を貸すには原則として許可か承認が要る

農地法3条は、農地について賃借権その他の使用収益を目的とする権利を設定する場合、当事者が農業委員会の許可を受けなければならないと定めています(農地法3条1項)。ここでいう農地は登記上の地目ではなく、現況で判断されます。畑として使っている、または使える土地なら、地目が山林や雑種地でも農地として扱われることがあります。

「知人に無料で使ってもらうだけ」でも、使用貸借による権利の設定は3条の対象です。許可を受けずに貸した賃貸借は効力を生じないとされているうえ、農業委員会から是正を求められる可能性があります。貸し手にとって最も避けたいのは、口約束で始めた貸し借りが後から無効とされ、返してもらうにも揉める、という状態です。

ただし、家庭菜園向けの小さな貸し借りのために、農地法の原則を緩めた制度が用意されています。それが特定農地貸付けと、農園利用方式です。次の表で、4つの貸し方を比べます。

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方法根拠権利の設定主な条件向いている場面
農園利用方式市民農園整備促進法2条2項1号ロ賃借権等を設定しない(利用者は農作業を行う)相当数の者を対象に定型的な条件で、レクリエーションその他の営利以外の目的で継続して農作業の用に供する自分が農園の管理者として関わり続ける。サポート付き貸し農園はこの形が多い
特定農地貸付け特定農地貸付法2条2項・3条・4条賃借権等を設定する1区画10アール未満、貸付期間5年以内、営利目的でない栽培、相当数の者に定型的な条件。個人や法人は市町村と貸付協定を結び、貸付規程と協定を添えて農業委員会の承認を受ける区画を分けて複数の人に貸す。期限で終了させやすくしたい
農地法3条の許可農地法3条賃借権等を設定する農業委員会の許可。借り手は農地を効率的に利用すること等の要件を満たす必要がある農業として耕す人にまとまった面積を貸す
特定都市農地貸付け都市農地の貸借の円滑化に関する法律2条・10条賃借権等を設定する生産緑地地区内の農地が対象。特定農地貸付けの要件(面積・期間・非営利・定型的条件)に準じる都市部の生産緑地を市民農園として貸す
家庭菜園向けに畑を貸す4つの方法(条文は2026年9月5日にe-Govで確認)

農園利用方式: 「貸す」ではなく「作業をしてもらう」

市民農園整備促進法2条2項1号ロは、市民農園として扱われる農地の一つに「相当数の者を対象として定型的な条件で、レクリエーションその他の営利以外の目的で継続して行われる農作業の用に供される農地」であって、賃借権その他の使用収益を目的とする権利の設定や移転を伴わないものを挙げています。これがいわゆる農園利用方式です。

利用者は土地を借りるのではなく、あなたの農園で農作業を「する」立場です。権利を設定しないので農地法3条の許可は関わりませんが、そのぶん、農園の管理者はあなたであり続けます。種や苗の用意、栽培の指導、共用部の管理といった関わりを前提にした形で、土地だけ渡して後は自由に、という使い方には向きません。

特定農地貸付け: 個人が使うなら市町村との貸付協定が要る

特定農地貸付けは、10アール未満の農地を、相当数の人に定型的な条件で、営利目的でない栽培のために、5年を超えない期間で貸し付けるものです(特定農地貸付法2条2項、同法施行令1条・2条)。地方公共団体や農業協同組合だけでなく、個人や企業も使えます。

ただし、個人や法人が自分の農地で行う場合には条件があります。その農地の所在地を管轄する市町村と「貸付協定」を締結していること(同法2条2項5号イ)、そして貸付規程と貸付協定を添えて農業委員会に承認を求めること(同法3条1項)です。市町村役場の農政担当課と農業委員会、両方が窓口になると考えてください。

この手続きを踏むと、承認を受けた農地には農地法17条本文と18条1項本文が適用されなくなります(同法4条2項)。次の節で説明しますが、これが「期限が来たら終了させやすい」ことの根拠です。

「返してもらえるか」の分かれ目: 農地法17条・18条と特定農地貸付け

畑を貸す人が一番心配するのは、「貸したら返ってこないのではないか」です。この不安には法律上の根拠があります。農地法には、農地の賃貸借を借り手に有利に保護する仕組みが2つあるからです。

1つ目は法定更新です。期間の定めがある農地の賃貸借は、期間満了の1年前から6か月前までの間に更新しない旨の通知をしないと、従前と同じ条件で更新したものとみなされます(農地法17条)。うっかり通知を忘れると、契約は続きます。

2つ目は解約の制限です。農地の賃貸借の当事者は、原則として都道府県知事の許可を受けなければ、解除や解約の申入れ、合意による解約、更新しない旨の通知をしてはならないとされています(農地法18条1項。同項ただし書きに例外があります)。つまり、3条の許可を得た通常の賃貸借では、貸し手の一存で契約を終わらせることができません。

特定農地貸付けの承認を受けた農地には、この17条本文と18条1項本文が適用されません(特定農地貸付法4条2項)。5年以内という期間の上限とあわせて、法定更新が働かず、期間満了で終了させやすい制度設計になっています。家庭菜園向けに小さく貸すなら、この違いは大きいです。ただし、これは明渡しや原状回復まで法律が保証するという意味ではありません。利用者が退去に応じない、資材を残していく、といった実際のもめごとは契約書と運用で防ぐものです(後の節で扱います)。

借りている畑は又貸しできない

自分が借りている農地を、さらに別の人に貸すことはできません。転貸も農地法3条の権利設定に当たるうえ、通常は貸し手である所有者との契約でも禁じられています。畑を貸せるのは、所有者本人か、所有者から貸出しを任されている人(家族や管理を委ねられた人)に限られます。

相続した畑の場合、名義がまだ亡くなった親のままということがよくあります。貸す前に相続登記を済ませ、誰が所有者として契約するのかをはっきりさせておいてください。共有名義の畑なら、共有者の同意の取り方も先に確認が必要です。

Minologの畑を貸したい方へでも、所有関係と貸し方を申告してもらい、又貸しや手続き未了の農地は掲載しない方針にしています。借りたい人の側から見ても、「誰が貸しているのか」がはっきりしている畑のほうが判断しやすくなります。

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料金の決め方: 市民農園の年額は中央値6,000円、年5千円未満が約5割

料金の目安は、すでに貸されている市民農園の料金から考えるのが現実的です。Minologが農林水産省「全国日帰り型市民農園一覧」(令和7年3月末時点、掲載許可を得た農園のみ)を整理したデータでは、料金の数値がある2,557農園(原典の料金欄に不整合がある2件を除く)の「最も多い区画タイプの1区画あたり年額」は、中央値が6,000円でした。四分位でみると下位25%が3,200円以下、上位25%が12,000円以上です。農林水産省「市民農園の利用方法」も、日帰り型の利用料は年5千円未満が約5割、5千〜1万円未満が約3割、無料の農園もあると書いています。

分布で見ると、3,000円以下が24%、5,000円以下が45%、1万円以下が70%、5万円を超えるのは5%です。無料(0円)の農園も51ありました。一覧の運営主体は照会先名からの推定になるため、自治体・JA・民間といった主体別の金額は出しません。道具・苗・指導込みの月額制のサポート付き農園は料金に含まれるものが違うので、この分布とは別に各社の公式ページで確認します。

自分の畑をどこに置くかは、何を用意するかで決まります。土地だけを貸して水も道具も利用者任せか、水場を引き、道具を置き、相談に乗るかで、料金に含まれるものが変わります。上の分布は掲載農園全体の値で、何が含まれるかは分けていません。地域ごとの分布は畑・市民農園を探すの都道府県ページに、料金統計の帯として載せています。

  • 土地だけを貸す(水・道具は利用者任せ): 年数千円が相場感。掲載農園の下位25%(3,200円以下)〜中央値6,000円が目安
  • 水場と道具置き場を用意する: 年1万円前後まで根拠が立つ
  • 苗・種・指導まで用意する: サポート付き農園の月額制(年6万〜12万円)に近づくが、その分の労力が毎週かかる
  • 農業として貸す(10a単位): 農地の賃借料は畑で年4,909円/10a(日本不動産研究所、2023年3月末)と別の世界。詳しくは畑を借りる費用の相場
  • 無料で貸す場合も、草刈り・片づけ・農薬の扱いは契約に書く(無料だと「言いにくい」が起きやすい)

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年額(1区画あたり)農園数割合
3,000円以下61724%
5,000円以下1,14445%
10,000円以下1,80170%
50,000円超1285%
無料(0円)512%
1区画あたりの年額(最も多い区画タイプ)。農水省「全国日帰り型市民農園一覧」令和7年3月末時点をMinologが集計

契約書に書くこと: 期間・更新・原状回復・農薬・転貸禁止・解約

口約束は、うまくいっている間は問題になりませんが、やめるときに必ず問題になります。特定農地貸付けなら貸付規程に、農園利用方式なら利用規約や利用契約書に、次の項目を最初から入れておいてください。市町村や農業協同組合が公開している市民農園の利用規約は、条文の型として参考になります。

  • 期間と更新: 何年何月何日まで。更新するなら、いつまでにどちらが申し出るか(特定農地貸付けは5年以内)
  • 料金と支払時期: 年額か月額か、前払いか、途中解約時に返すか返さないか
  • 使える範囲: 区画の位置と面積、共用部(通路・水場)の使い方、駐車の可否
  • 禁止事項: 転貸(又貸し)、営利目的の栽培、建物や工作物の設置、樹木の植栽、ごみの持ち込み
  • 農薬・肥料: 使ってよいか、使うなら周囲の区画への飛散を防ぐ方法、使用記録を残すこと
  • 管理義務: 草刈りの頻度、収穫後の片づけ、長期間放置した場合の扱い(何日放置で解約できるか)
  • 原状回復: 退去時に区画を耕して返すのか、資材を撤去するのか、残置物の処分費用は誰が持つか
  • 解約: 利用者からの解約の申出期限、貸し手からの解約ができる事由(規約違反・放置・農地の転用が決まった場合など)
  • 事故と責任: 作業中のけが、盗難、天災による被害は利用者の自己責任とすること、傷害保険の加入を求めるか
  • 連絡先と個人情報: 緊急連絡先、連絡先の利用目的、第三者に渡さないこと

放置区画への対応は、最初に書いておく

自治体の利用規約で繰り返し取り上げられている困りごとの一つが、利用者が来なくなり、区画が草だらけになることです。隣の区画に種が飛び、虫が湧き、まじめに通っている人の不満になります。「1か月以上手入れがなく、連絡しても2週間返答がない場合は解約できる」のように、日数と手順を数字で書いておくと、実際に起きたときに揉めません。

農地法3条の許可を得た賃貸借では、前述のとおり解約に原則として知事の許可が要るため、放置されても簡単には終わらせられません。家庭菜園向けの小さな貸し借りに特定農地貸付けや農園利用方式を勧める理由の一つが、この「やめさせやすさ」です。

税金と保険: 相続税の納税猶予を受けている畑は、貸す前に税理士へ

税金でいちばん注意が要るのは、相続税の納税猶予です。農地を相続したときに「農地等についての相続税の納税猶予の特例」を受けている場合、この猶予は農業相続人が農業を営む場合、または特定貸付け等を行う場合に限って続きます(国税庁タックスアンサーNo.4147)。つまり、農業をやめて貸す形によっては猶予が打ち切られ、猶予されていた相続税と利子税を納めることになりえます。

特定貸付け等には例外の枠があるので、「貸したら必ず打ち切り」ではありません。ただ、どの貸し方が例外に当たるかは条件が細かく、この記事で断定はできません。親から引き継いだ畑を貸そうとしている人は、農業委員会より先に、税務署か税理士に「納税猶予を受けているか」「この貸し方で猶予は続くか」を確かめてください。

固定資産税は、農地として使われ続けていれば農地としての評価が続きます。市街化区域内の農地は宅地並みの課税になる場合があり、生産緑地の指定を受けているかどうかで大きく変わります。市町村の資産税担当課で、貸した後も評価が変わらないかを先に確認します。

保険は、利用者の作業中のけがと、農園の設備の破損に備えます。市民農園向けの傷害保険や施設賠償責任保険は、農業協同組合や損害保険会社が扱っています。利用者に個人で傷害保険に入ってもらう形にするなら、契約書にその旨を書きます。

トラブルの典型と防ぎ方

市民農園で実際に起きるトラブルは、だいたい同じ型です。放置区画、水の使い方、農薬、近隣との関係、そして「言った・言わない」。防ぎ方は、契約に書くことと、最初の説明で伝えることの2つに尽きます。

  • 相談先(制度・手続き): 所在地の農業委員会、市町村の農政担当課
  • 相談先(契約・金銭のトラブル): 消費生活センター(全国の窓口は国民生活センターの一覧から)、弁護士会の法律相談
  • 相談先(税金): 税務署、税理士
  • 相談先(担い手に長く貸したい): 都道府県ごとの農地中間管理機構(農地バンク)
  • やらないほうがいいこと: 契約書なしで始める、利用者の連絡先を他の利用者に教える、農薬の扱いを曖昧にする

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起きることなぜ起きるか先回りの手当て
区画の放置・草だらけ利用者の熱意は最初が最高で、夏に落ちる放置日数と解約手順を契約に。夏前に一斉連絡
水の使いすぎ・水場の順番争い共用部のルールが無い水場の使い方と当番、ホースの持ち込み可否を掲示
農薬の飛散・無農薬派との対立区画が隣接している使用の可否と方法を契約に。使うなら風のない朝夕・記録を残す
近隣からの苦情(車・音・においなど)駐車場や堆肥置き場の位置駐車位置・作業時間・堆肥の扱いを決め、近隣に先に挨拶
収穫物の盗難誰でも入れる立地自己責任の明記と、貴重品を置かないよう周知
「聞いていない」口頭の説明だけ利用規約を渡して署名をもらう。説明会を開く
市民農園でよくあるトラブルと、先回りの手当て

借りたい人の見つけ方: 農地バンク・自治体・掲載サービス

貸し方が決まったら、次は借りたい人に知ってもらう番です。入口は3つあります。

1つ目は農地中間管理機構(農地バンク)です。都道府県ごとに1つ指定されていて、所有者から農地を借り受け、担い手に貸し付ける公的な仕組みです(農林水産省)。まとまった面積を、農業として耕す人に長く貸したい場合の本命で、遊休農地も対象になります。家庭菜園向けに小さく貸す用途には向きません。

2つ目は市町村です。特定農地貸付けで市町村と貸付協定を結ぶ過程で、市民農園として自治体の案内に載ることがあります。市民農園は令和7年3月末時点で全国に4,273農園、188,713区画あり、そのうち農業者が開設したものが1,433農園、企業やNPO等が449農園です(農林水産省「市民農園の開設状況」)。自治体が開設したもの以外も、これだけあります。

3つ目は、借りたい人が見ている場所に載せることです。Minologの畑・市民農園を探すは、農水省の一覧をもとに全国2,566農園を市区町村ごとに整理していて、畑を貸したい方へから、あなたの区画を無料で載せられます。掲載には貸し方(この記事の4つのどれか)と所有関係の申告が必要で、借りたい人からの連絡はあなたが公開した窓口に直接届きます。Minologは物件の説明や条件の交渉には入らず、掲載規約でもそう定めています(畑の掲載規約)。

借り手の側がどう畑を探しているかは、畑の借り方4ルートにまとめています。借りる人が何を気にしているか(通える距離、水場、料金に含まれるもの、やめるときの条件)を先に知っておくと、掲載する情報も、契約書に書く項目も決めやすくなります。買うか借りるかを迷っている人向けの農地は買う?借りる?や、使われていない農地の全体像を扱った耕作放棄地とはもあわせてどうぞ。

  • 農地バンク: 農業として耕す担い手に、まとまった面積を長く貸したいとき
  • 市町村・農業委員会: 特定農地貸付けの協定と承認。市民農園としての案内
  • 掲載サービス(Minolog): 家庭菜園向けの区画を、借りたい人に見つけてもらう。無料。連絡は直接
  • 近所の掲示板・回覧: 通える範囲の人に届く。契約書は同じように用意する
  • 自分の農園のSNSやサイト: すでに発信しているなら、掲載ページからそこへ誘導できる

よくある質問

家庭菜園として近所の人に無料で使ってもらうだけでも、農業委員会に相談が要りますか?

農地なら要ります。無料でも、使用貸借による権利の設定は農地法3条の対象です。家庭菜園向けなら、権利を設定しない農園利用方式か、市町村と貸付協定を結ぶ特定農地貸付けが使えます。先に農業委員会に「この形で貸したい」と相談してください。

特定農地貸付けの面積と期間の上限はいくつですか?

1区画10アール未満、貸付期間は5年以内です(特定農地貸付法2条2項、同法施行令1条・2条)。営利を目的としない栽培のための、相当数の人に定型的な条件で行う貸付けであることも要件です。

貸した畑は、期限が来たら本当に返ってきますか?

貸し方によります。特定農地貸付けの承認を受けた農地には、農地法17条(法定更新)本文と18条1項(解約の知事許可)本文が適用されないので、期間満了で終了させやすい形です(同法4条2項)。農地法3条の許可を得た通常の賃貸借では、更新しない通知の期限や解約の許可が関わるため、貸し手の一存では終わらせにくくなります。どちらの場合も、明渡しや原状回復そのものは契約書と運用で確保するもので、法律が自動で片づけてくれるわけではありません。

料金はいくらにすればいいですか?

農水省の一覧をMinologが集計した範囲では、市民農園の1区画あたり年額は中央値6,000円、下位25%は3,200円以下です(令和7年3月末時点、料金のある2,557農園。原典の不整合2件を除く)。この分布は何が含まれるかを分けていないので、土地だけか、水場や道具も用意するかを決めたうえで、募集要項に含まれるものを明記して料金を決めます。地域の分布は畑・市民農園を探すで確認できます。

相続した畑を貸したいのですが、気をつけることは?

2つあります。相続登記を済ませて誰が契約するかをはっきりさせること、そして相続税の納税猶予を受けていないかを確かめることです。納税猶予は農業を営む場合または特定貸付け等を行う場合に限って続くので(国税庁No.4147)、貸す前に税務署か税理士に相談してください。

Minologに掲載すると、Minologが借り手を探してくれるのですか?

いいえ。Minologは掲載する場所です。借りたい人はあなたが公開した窓口に直接連絡し、見学・条件の相談・契約はあなたと借りたい人の間で行います。Minologは説明・交渉・調整に入らず、掲載は現在無料です。

実際に借りられる畑を探す

自治体の市民農園からサポート付きシェア畑まで、地域ごとに料金・区画・申込先を整理しています。

畑・市民農園を探す →

貸し方が決まったら、借りたい人に見つけてもらう

Minologの「畑を探す」に区画を無料で載せられます。連絡はあなたの窓口に直接届き、Minologは間に入りません。

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出典・参考

作ったものを自分で売りたい農家のために、サイト制作とSNS運用をお引き受けしています

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